Renault Passions

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R's Originality #028,

日本の禅からもインスパイア。インテンス、アクティフ、そしてゼン。ルーテシアから適用が始まった3グレード、その奥深き世界へようこそ。

 ルノーフリークの皆様の多くが、2013年に投入したコンパクトカー、 現行「ルーテシア」以降、標準モデルのグレード名が刷新されたことにお気づきであろう。個性を際立たせた充実装備のインテンス、装備と価格のベストバランスのゼン、ベーシックラインのアクティフの3種類である。

 ルーテシアは3グレードがすべてラインナップされている。道具感の強いハイトワゴンの「カングー」はアクティフとゼン、スペシャリティモデル的な性格を持つコンパクト クロスオーバー「キャプチャー」はゼンとインテンスと、モデルの性質に合わせてグレード展開を行っている。

 グレード名の刷新は日本向けモデルだけのことではない。ルノーの本拠地である欧州市場においても、新グレード名の適用が進められている。例えばアクティフの現地でのグレード名はライフだが、これは日本向けに名称を変更したためで、ベースグレードを生き生きと使いこなすことをイメージしているという点は同一。ゼン、インテンスは欧州市場とまったく同じである。

 この3グレードのなかで、異彩を放っているように感じられるのは、装備と価格をベストバランスさせたゼンであろう。「もしかして、日本語の“禅”のこと?」と思われた方も少なくないのでは?...正解!! ゼンはまさに「禅」を由来としているのだ。が、ルノーは新ブランド戦略の一環として、東洋における禅をイメージしてグレード名を設定したわけではない。「ZEN」はフランスで東洋思想がブームになった時期に使われるようになり、今ではフランス語の辞書にも掲載されるほどに一般的な外来語となっているのだ。

LUTECIA GT LUTECIA GT

 フランス語における「ZEN」とはどんな意味なのであろうか。実はその意味するところはかなり多様だ。典型的な用例として“Tu es zen!(テュ・エ・ゼン)”が挙げられる。直訳すれば「君はゼンだね」だが、「落ち着いている」「深みがある」「クールだ」など、場面によってその意味は様々。特定のことを指すというより、思念的だという概念を言い表していると考えるとわかりやすい。まさに禅問答のような、いかにも哲学好きのフランス人がハマりそうな単語と言えよう。

 ルノーがゼンという名を採用した理由は、まさにそこにある。最上のモノを求める刺激的な性格付けのインテンス、クルマはベーシックが一番で使い倒すことに意義ありという行動的なアクティフに対し、ゼンは人生を彩るための豊かさを求めながらも、一方で自分が必要とするものを厳選する知性的な部分も併せ持つという、落ち着きのあるパッションとでも表現できようか。

 ルーテシアのケースを見ると、ゼンはインテンスと同じく、7色の外装色を選ぶことができ、その彩りは豊かだ。一方で、ドアミラーやサイドプロテクションモールはインテンスのようなブリリアントブラック仕上げではなく、ドアミラーはボディ同色、モールは樹脂色と、落ち着いた仕上げ。ホイール径はアクティフと同じ16インチだが、アロイホイールを装備しており、足元のビジュアルを引き締めている。充実したデザイン性と装備を持ちながらも過剰性は求めない、理性的なクルマ選びをするカスタマーにぴったりの仕様と言える。さらに、高出力と燃費性能を両立させた1.2リットルダウンサイジングターボエンジン、6速エフィシエント デュアル クラッチ、ヒルスタートアシスト、ECOモードなどの機能はインテンスと同じであるということにも触れておきたい。これらのデザインとパフォーマンスが約220万円で手に入ることも魅力的だ。

 ルノー・ジャポンはこのゼンの機能性をさらに高めるナビキャンペーンを行うという。人気の2DINナビゲーションが特別価格で提供されるようだ。自分好みにカスタマイズしたいならば、インテリアパックデザイン、サイドプロテクションモール クロームメッキフィニッシャー、16インチブラックアロイホイールなどの購入も視野に入れたい。ルーテシアを通じて、フランス流の「ZEN」を感じにディーラーを訪れてみては?

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掲載情報は2014年9月時点のものです。

※写真には一部欧州仕様を含みます。

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