Renault Passions

WHAT'S NEW

R's Originality #029,

ルーテシアR.S.モナコGP

 日本では50台限定となる格別のスポーツハッチバック「ルーテシアR.S.モナコGP」。
 まずは写真をご覧いただきたい。スタイリングは一見、コンパクトスポーツとしては世界有数の速さを持っているルーテシアR.S.そのものだが、よく見ると通常モデルに比べてシックな装いであることにお気づきのことだろう。
 ベースモデルはシリーズ中、最も高いパフォーマンスを持つシャシーカップだが、オリジナルの派手やかさは影をひそめ、装いは抑制的だ。サイドモールのフィニッシャー、ドアノブ、ドアミラー、ホイールをブラックに統一。フロントバンパー内のF1ブレードもブリリアント ブラックとして、強さを内に秘めた高貴さを表現している。
 ボディカラーはルーテシアの標準色として使われているブラン グラシエ(氷河の白)ではなく、光が当たるとほのかに虹色を帯びて輝くブラン ナクレM(真珠の白)。その黒と白の装いのなか、ホイールの隙間から除くブレーキキャリパーの赤色が、タキシードのポケットに挿した赤いハンカチーフのように目を惹く―このエレガンスと強さの融合が、ルーテシアR.S.モナコGPのコンセプトである。
 ルーテシアR.S.モナコGPをなぜこのような仕立てにしたのか。その理由を今回はお伝えしたい。

ルーテシアR.S.モナコGP ルーテシアR.S.モナコGP

02.ボディカラーはブラン ナクレ M。
光が反射すると僅かに虹色を帯びる様は、真珠の白に由来する。

03.黒と白で統一されたシックなスタイリング。
強さを内に秘めた高貴さを表現している。

 サブネームの“モナコGP”は、言うまでもなく毎年、初夏に行なわれるF1のメジャーレース、モナコグランプリのこと。80年以上の歴史を有していて、世界三大レースのひとつとも言われていることは、よくご存じのことかと思う。
 ところが、道幅の狭いモンテカルロ市街地サーキットを舞台にF1マシンがひたすら壮烈なバトルを繰り広げるというシーンは、実はモナコGPのほんの一部。市街地サーキットの周辺に目を移すと、そこはモナコ公国の元首グルマルディ大公家が代々住んできた宮殿を中心にプール付きの豪華なアパルトマンが立ち並び、背後は真っ青なコートダジュールの海。そして、世界から大富豪や著名人が大勢やってくる。
モナコGPの日程は例年、木・土・日。金曜日が休みになっているのは、ガードレールや縁石が設置されてF1サーキットに装いを変えたモンテカルロの市街地コースを訪れた人が走ってみることができるようにという遊び心のためだ。
 そのコース試走の名物は、セレブや富豪の乗るスーパーカーや高級車たちのパレード。毅然とコースを走るには、高性能であることは当たり前。しかし、その立ち振る舞いはあくまでも優雅でなければならない。
 このルーテシアR.S.モナコGPがこのような装いで登場した理由はもうお分かりいただけたかと思う。ルノー・スポールが目指したのはF1のイメージではない。モナコGPの豪華な空気の中で、主役として振る舞うことができる最もミニマムなクルマを、長年にわたってレース文化に身を置き続けたことで得られた見識を生かして仕立てた逸品がルーテシアR.S.モナコGPなのだ。
 余談だが、ルノー・スポールは100年以上の歴史を持ち、モナコGPの主催者としても知られるモナコ自動車クラブACMの公認ブランドであり、ACMのホームページにはルノー・スポールのロゴが掲載されている。皆さんもぜひ一度このクルマに乗って、モナコGPの風をイメージしてみてはいかがだろうか。

ルーテシアR.S.モナコGP

04.シートはダークカーボンレザーと豪華な仕様だ。ヘッドレストには「R.S.」のロゴ入り。

05.専用のキッキングプレート。「モナコGP」のサブネームが付くのはルーテシア史上、今回が初となる。

06.ダークカーボンレザーを採用した高貴なインテリアは強さも感じさせる。

掲載情報は2014年10月時点のものです。

※写真には一部欧州仕様を含みます。

PAGE TOP