Renault Passions

今月のお花

R's Originality #029,

今月のお花

マツカサジンジャー/プロテア

origin of birth= Indonesia / South Africa

 ショウガ科のマツカサジンジャーは、いわゆる香味野菜のショウガとは異なります。英名ではワックスジンジャーと呼ばれ、光沢感が特徴的な植物です。草丈は2m、根元から50〜100cm程度の花茎を出し、マッチ棒のような形状に成長します。赤い部分は苞(ほう)といい、少しずつ赤く色づき膨らんで開くと、小さな黄色い花を付けていきます。
 プロテアはヤマモガシ科プロテア属の常緑低木。花色や形、大きさ、感触、光沢などが異なる多数の種類を持ちます。プロテアという名前は、ギリシャ神話に登場するプロテウス(自分の意志で姿を自由に変えられる海の神)に似ていることに由来します。名前に劣らずその姿にも、神々しい雰囲気が漂っています。プロテアの数ある品種のなかでも代表格といえば、南アフリカ共和国の国花にもなっているキング・プロテア。同国の20セントコインにも描かれているキング・プロテアはその昔、花から砂糖の代わりとなる蜜や、茎からなめし革を作るときに使うタンニンなどがとれる植物として、南アフリカの人々から重宝されていました。今ではドライフラワーにして楽しむなど、生活に深く関わっています。大きなものだと花の直径は30cm、草丈は2~3mにまで成長しますが、写真のヴィーナスという品種はやや小ぶりで、綺麗なピンク色がポイントです。
 今回の2つの植物は、どちらも個性的で独特な形状。男性的な組み合わせで、生活空間を引き締めてみてはいかがでしょうか。

川口昌亮

PROFILE

川口昌亮 Masaaki Kawaguchi
1974年、兵庫県神戸市生まれ。2000年、HERBE DE CAMPAGNEの加藤正治氏、田中千明氏に師事。2005年から2年間のフランスで修業後、2008年にwork shop point neuf(.9)を設立。広告や雑誌、店舗ディレクション等で活躍中のフラワーディレクター。
http://www.p-neuf.com

掲載情報は2014年10月時点のものです。

PAGE TOP