Renault Passions

WHAT'S NEW

R's Originality #034,

排気量だけでなく気筒数も削減するという最新のユーロトレンドを反映した0.9L3気筒ターボエンジンと5速MT。ZENの装備にINTENSの外観を組み合わせた魅力たっぷりの仕様。フランス流に小粋に乗りこなしたい。

 流麗なフォルムのボディ、卓越したシャーシチューニング、豊かな居住感など、数々の美点で日本のクルマファンをも魅了しているコンパクトモデル「ルーテシア」のゼングレードに、欧州の自動車マーケットにおける最先端のトレンドを盛り込んだ新エンジンの0.9LターボMTが追加された。

 ZEN 0.9Lは1.2Lにはない3つの大きな個性を持っている。第1はエンジン。グレード名の数字が表すとおり、排気量わずか897ccの3気筒ターボが搭載されているのだ。欧州では今日、ターボ過給を利用して排気量を縮小するダウンサイジングと並行して、6気筒を4気筒、4気筒を3気筒という気筒数の削減が一大トレンドとなっている。ZEN 0.9Lのエンジンは競合モデルの3気筒と比較しても排気量は最小。それでいて、スペックは最高出力66kW(90馬力)、最大トルク135Nm(13.8kgm)と、1.4L4気筒自然吸気と同等の能力を持っているのだ。また、1.2Lエンジンにはなかったストップ&スタート(アイドリングストップ)機能が装備され、市街地でのエコ性能は言うまでもなくシリーズ最強だ。
 第2の個性は変速機。従来グレードの6速エフィシエント デュアルクラッチではなく、ドライバーの操作にすべてが委ねられる昔ながらの5速MTだ。0.9L3気筒ターボ+5速MTの組み合わせのモデルを欧州でテストドライブしたが、法定速度130km/hの高速道路、市街地50km/h、郊外100km/hの一般道の両方で、きわめて柔軟性に富んだドライバビリティを持っていることが確認できた。
 5速・100km/h巡航時のエンジン回転数は約2400rpmと、燃費を考慮したハイギアード設定ながら、ターボ過給が生む豊かなトルクを生かし、60~130km/hの広い範囲において、5速に入れたままスロットル操作だけで優々と速度をコントロールすることができた。また、0.9Lという小排気量ながら低回転トルクはしっかりと出ており、市街地における発進加速もきわめて軽快。
 フランスは華のパリでは、女性も平気でマニュアル車を運転する。高級アパルトマンが並ぶ16区のパッシーからコンコルド広場、リヴォリ通りを通って4区マレ地区のレストランまでクルマを飛ばすといった洒落た街乗りにもうってつけ。また、坂道発進を補助するヒルスタートアシストの作動が実に効果的で、モンマルトルの丘のようなかなりの急勾配でもサイドブレーキを使うシーンはほとんどない。日本の道路への適合性もかなり高いことは間違いない。
 そして忘れてはならないのが、第3の個性であるドレッシーさ。レザーステアリング&シフトノブ、雨滴感応式オートワイパーなど、装備の充実ぶりは1.2LのZENと同じだが、ZEN 0.9Lは加えてサイドプロテクションモールとドアミラーがピアノ塗装調のブリリアントブラックに。またサイドプロテクションモール内はクロームメッキのものが装着される。そう、エンジン排気量は小さいが、エクステリアは1.2Lの上位グレード、インテンスと同等なのだ。なお、ZEN 0.9Lには16インチアロイホイールのブラックカラーを実装。他グレードと異なる仕様となっている。

 小排気量ターボエンジン、5速MT、ストップ&スタート機能による良好な燃費とドライバビリティ、インテンスに対して80kg、1.2Lエンジンのゼンに対して60kg軽い重量がもたらす軽快な走り、光沢モールやクロームフィニッシャーなどでエレガントに彩られたエクステリア。ローエンドグレードではなく、最新のユーロトレンドを存分に取り入れたモデル-それこそがルーテシア ゼンの0.9Lターボ+5MTである。この豪華な装備にして、メーカー希望小売価格はなんと2,080,000円(消費税込)。見逃せない存在だ。

LUTECIA ZEN 0.9L TURBO MT 大解剖!

※ 掲載情報は2015年1月時点のものです。

PAGE TOP