Renault Passions

今月のお花

R's Originality #036,

Photo=Satoshi Kuronuma

今月のお花

エラチオールベゴニア/チューリップ

Origin of birth = England / Turkey

 エラチオールベゴニアは、茎の一部、根などが枯れずに残り、毎年茎や葉を伸ばす“多年草”です。19世紀後半にイギリスで、初期の球根ベゴニアと冬咲きの根茎性ベゴニアを交配して生まれた園芸種であり、ラテン語で「背の高い」という意味のエラチオールという名前が付けられました。枝変わりによる新品種の作出が容易なために、非常に多くの品種があります。花は八重咲きのものが一般的ですが、半八重や大輪の一輪咲きのものまであり、花色も赤、黄、ピンク、オレンジ、白など豊富です。
 写真のエラチオールベゴニアは“アールデコ”という品種で、農林水産大臣賞受賞の“アールヌーヴォー”を改良した新品種にあたります。深いマットグリーンと彩度の高いレッドの対比が美しく、多肉植物のように葉も茎も花びらもしっかりしています。鉢で出回りやすいベゴニアですが、切り花にすると花持ちがとても良いですよ。
 もうひとつはご存知チューリップ。切り花として生産されている品種だけでも300種類以上あり、一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲きなど、花型は変化に富みます。
 今回使ったチューリップは八重咲きのレッドプリンセス。丸い花弁が愛らしく、とても人気があります。チューリップは環境により花が開いたり閉じたり、茎も一晩でグッと伸びたりするので、その特徴を考慮した上でアレンジしてみてください。葉のラインも美しいので、一輪で飾っても絵になりますので。

川口昌亮

PROFILE

川口昌亮 Masaaki Kawaguchi
1974年神戸生まれ。2005年 HERBE DE CAMPAGNE 加藤正治氏・田中千明氏に師事。
2005年渡仏。shop window 装飾や個展を開催する。帰国後、2008年 workshop point neuf(.9)設立。
→ http://www.p-neuf.com

※掲載情報は2015年2月時点のものです。

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