Renault Passions

WHAT'S NEW

R's Originality #037,

Words=Koichiro Imoto
シックな装いが魅力!フランス本国発の特別限定車「ルーテシア リミテッド」。

 2014年はルノーにとって良い年となった。見た瞬間、恋に堕ちるような―という情熱的なモチーフによってデザインされた4代目「クリオ(日本名:ルーテシア)」が、ヨーロッパ市場のBセグメント(サブコンパクト)カテゴリーにおいて、並居る強力なライバルたちを抑えてベストセラーモデルになるという快挙を成し遂げた。また、日本市場でも販売台数を前年比で2割以上増やして過去最高を記録することができたという。ルノーファン、またフランス車に関心を寄せる皆様としても、ルノーの2015年の更なる躍進に期待が高まることであろう。
 ルノー・ジャポンは2月5日、今年のルーテシア特別限定車第2弾となる「ルーテシア リミテッド」をリリースした。このリミテッドは実は本国フランス生まれであり、グローバルに幅広く販売されるもの。サブネームにフランス語ではなく、英語をあえて使っているのはその表れのひとつだ。
 コンセプトは“シックな装いのコンパクト”。コストパフォーマンスの良さで好評を博している「ZEN」グレードをベースに、直感的な過剰さではなく、抑制的でありながらも、キラリと光るワンポイント装飾を随所に施すことで、シックな特別感の演出を目指している。
 ボディカラーはルージュ フラムM(赤)とグリ カシオペ M(グレー)の2色。ボディサイドのサイドプロテクションモールとドアミラーがノーマルのボディカラーからブリリアントブラックの光沢仕上げに変更され、サイドプロテクションモール内部とバックドアにはクロームメッキ仕上げのモールが装着される。アルミホイールは、径こそ通常モデルと同じ16インチだが、スポークにブラック塗装を施し、足元を引き締める。左右フロントフェンダーには世界共通仕様の「LIMITED」エンブレムがあしらわれる。

03.インテリアはブラックで統一。ディテールのフィニッシャーはグレーメタリックへと変更。

03.インテリアはブラックで統一。ディテールのフィニッシャーはグレーメタリックへと変更。

 インテリアもシックな装い。ドアを開けると、足元のサイドシルがシルバーのキッキングプレートで覆われているのが目に飛び込む。乗降で塗装面が傷つくのを防ぐという機能ばかりでなく、上品さの演出にも一役買っている。
 ステアリング、エアコン送風口、ドアトリム上のフィニッシャーは、ノーマルのブリリアントブラックの光沢仕上げからグレーメタリックへと変更。その差し色が品の良い躍動感を与えている。
 シートはリミテッド特有のデザイン。全体に三角形のテクスチャが連続し、ショルダー部分にはワンポイントとして六角形の模様があしらわれる。ヨーロッパ文化のエリタージュ(伝統の継承)を主張しつつ、内外装とも曲面主体で構成されるルーテシアに直線でアクセントを与える効果も狙った、なかなか小粋なあしらいである。

04.リミテッド特有のシートテクスチャー。 05.左右フロントフェンダーには世界共通仕様の「LIMITED」エンブレムが。 06.シルバーのキッキングプレートで覆われたサイドシルはシックな装いに。

04.リミテッド特有のシートテクスチャー。

05.左右フロントフェンダーには世界共通仕様の「LIMITED」エンブレムが。

06.シルバーのキッキングプレートで覆われたサイドシルはシックな装いに。

 ルーテシアのエクステリアデザインは、豊かな抑揚を持つダイナミックなもの。デザインの強さは欧州車ならではと言うべきものだが、デザイン自体は欧州の街並みなど特定の風景に溶け込むことを狙ったものではなく、造形そのものを徹底的に磨き込んだ、ユニバーサルなものだ。
 ゆえに、ルーテシアは日本の古い街並みにおいても、違和感なく風景に調和しながら存在感を発する。シックなリミテッドであれば、それもひとしおだろう。桜が舞う京都の狭い路地、雪解けの会津若松、開創1200年を迎え、記念行事が大々的に行われる高野山など、春の古都をルーテシア リミテッドで巡り、日本とフランスの美意識の邂逅を楽しむなどというのも一興であろう。
 ルーテシア リミテッドはルージュ フラムM 30台、グリ カシオペM 20台の計50台限定で、価格はZENと同じ221.1万円(メーカー希望小売価格、消費税込)。さらに5.4万円(税込、取付費別)でパイオニア製の2DIN SDナビゲーションをオプション装着可能。フランス車の世界にエントリーするのには格好のモデルと言えるだろう。

※ 掲載情報は2015年3月時点のものです。

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