Renault Passions

Cycle of Life LOVE 此処はフランス、愛の国

R's Originality,

Words=Maiko Matsunaga
Photos=Manabu Matsunaga
「EXPLORE」をテーマにしたルノー キャプチャーで訪れる、小さな港町。

多くのアーティストを魅了してきたヴァカンスの名所。

 フランスにおいて2〜3時間のドライブは珍しいことではない。たとえば、付き合って間もない恋人たちは、お互いの深い部分を知るためにロングドライブへと出かける。彼らの小旅行の目的地は2人が訪れたことのない場所だ。普段過ごしている街を離れ、まだ見ぬ土地へ向かおうとする。
 そんなお互いの仲を深め合う方法として、フランス人は“知的冒険”をよく好む。偉大な芸術家や作家たちにまつわる場所を訪れ、彼らの作品を味わいながら、想像の世界でしかないアーティストたちの心理や生きた時代に想いを馳せる。非日常の中で膨らんでゆく想像力から見えてくるそれぞれの考えや趣味志向に、共感を示したり首を傾げたり。2人の距離はさらに近くなるのか、それとも遠のいてしまうのか。そうやって恋に落ちたフランスの恋人たちは、芸術と旅行を通じてお互いの精神世界を巡る時間を楽しむ。
 そんな恋人たちの知的冒険の目的地は、ノルマンディ地方のドーヴィルとトゥルーヴィル・シュル・メール。川を挟んだ隣同士という兄弟のような小さな海辺の街だ。
 小説家のマルグリット・デュラスやイラストレーターのレイモン・サヴィニャックなどをはじめ、多くのアーティストを虜にしたトゥルーヴィルが兄だとすると、ドーヴィルは海を見渡すカジノの周りに高級ブランドが集まるエレガントな弟。近年開催されているアメリカ映画祭でも注目されている街でもある。この全く違った顔を持つ2つの街の共通点は、19世紀後半に海水浴が流行り上流階級のヴァカンス地として人気を博したこと。それ以来、1年を通してどんなシーズンでも週末に1泊や日帰りの観光客で賑わっている。ヴァカンス時期には1週間単位で過ごす人たちで溢れかえるほどだ。
 外壁や内壁に梁をそのまま見せるスタイルの木枠のノルマンディ建築は、フランス人を牧歌的ノスタルジーに誘う。広大な砂浜を持つ海岸は、いつまでも語り合いながら散歩する恋人たち、砂遊びをする子ども連れのファミリー、老夫婦がいたわり合いながらベンチで寄り添い、どんな人たちをも和ませる雰囲気がある。この地で採れた牡蠣や帆立など豊富な海の幸を冷えた白ワインとともに味わい、食後にはカマンベールやポンケベックのチーズ、ディジェスティフにはカルヴァドスでゆっくりと長い食事を締めくくる。
 ドーヴィルではこけら落としにかのニジンスキーが踊ったというカジノの劇場があり、その装飾の素晴らしさを見て1912年にこの舞台をニジンスキーが踏んだことにタイムトリップして想像する。トゥルーヴィルでは、晩年を街に絵を描くことに費やしたサヴィニャックの壁画をめぐるマップを片手に歩き回るのも楽しい。

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02.ハーバーに溶け込むビビッドなキャプチャー。

知的冒険へのドライブは冒険をテーマにしたクルマとともに。

 パリから約300キロ、走行時間約3時間という距離にあるドーヴィル、トゥルーヴィルは、パリとはまるで違った街並みや文化、味覚に触れることができる。知的冒険に繰り出すドライブ。そのパートナーとなるのは、恋に落ちた男女が冒険に出かける姿をイメージしてつくられた「ルノー キャプチャー」だ。
 恋人たちはキャプチャーとともにパリの日常を抜け出し、知的冒険のドライブを試みた。パリを朝出発して、高速道路A13でノルマンディ地方へと向かう。この高速道路の途中には、モネの庭園とアトリエのあるジベルニー、大聖堂や数少ない作品しか残さなかったモジリアーニの絵を見ることができるルーアンがあり、寄り道をしたい好奇心も生まれるはず。そんな魅力的なルートを制限速度130キロ近くで走る高速運転も、しっかりとした安定感で走ることもできる。アイポイントの高いフロントガラスは、背の低い女性でも視野を広く見渡せて快適だ。

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03.レ・ブランシュの名物、映画俳優の名前入りキャビン。

04.船が港に停まっている風景はドーヴィルの風物詩だ。

 ドーヴィルに到着。まずは浜のレ・ブランシュ(木製の散歩道)を歩いてみる。映画「男と女」の舞台ともなったこの浜、そして、季節はたしか冬だった。この時期はさすがにカラフルなパラソルはしまわれているけれど、アメリカ映画祭に出席する映画スターの名前がそれぞれ付けられたキャビン(海の道具やシェーズロングをしまっておく小屋。週単位で借りることができる)は、名物となっている。ジーン・ケリー、エリザベス・テーラー…と読み上げて二人で映画談義に花を咲かせるのもいい。まだ知り合っていない頃見た映画について語り合えば、より一層2人の距離が縮まるかもしれない。

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05.ノルマンディ建築と先進的なキャプチャーのコントラスト。

06.港町の内側には旧建築が立ち並ぶ。

 ノルマンディ建築の市役所前にキャプチャーを停めて、高級ショッピング街を見て回る。クルマに戻った時に気がついた。パリではキャプチャーのオレンジとホワイトのツートンカラーはパッと目立つのだが、ここでは街に溶け込んでいるのだ。木組みの茶色、瓦とレンガのオレンジ、歩道のプランターまでもがオレンジということも手伝っていると思うが、現代的なデザインを受け入れるフランスならではの懐の深さなのかもしれない。

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07.08. トゥルーヴィルの街に描かれているサヴィニャックの絵は代表的な撮影スポットのひとつ。

ドーヴィルからトゥルーヴィルへ。フィナーレに向かう知的冒険の旅。

 ドーヴィルから北に位置するトゥルーヴィル・シュル・メールへ。パリからの郊外電車の終着駅を通り過ぎ川を渡る。左手のマンションの外壁に月の顔をした男が綱渡りをするサヴィニャックの絵がすぐに目に入るだろう。まずはインフォメーションで「サヴィニャックの足跡めぐり」のマップを入手。こんな一見子どもじみた過ごし方が、相手の意外な一面を見せてくれる冒険ということをパリジャン&パリジェンヌは知っている。  壁画以外にも、図書館の入り口や広い浜の木製散歩道にはサヴィニャックの歴代ポスターが掲げられていて、「プロムナード・サヴィニャック / サヴィニャックの散歩道」と名付けられているほどトゥルーヴィルの街になくてはならない存在だ。

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09.気さくな地元レストランのスタッフたち。

10,11.牡蠣をはじめ豊富な魚介類はノルマンディ地方の名産だ。

 トゥルーヴィルでは陸揚げされたばかりの魚介類がずらりと並べられ魚市場で売られている。地元友人のオススメレストランは「CHEZ ALAIN」。ここで注文した魚介盛りは確かに今まで食べたものとは違う。テントを張ったカウンター席で食べることもでき、しかも自分の食べたいものを少しずつというオーダーの仕方もできるので、ちょっと小腹が空いた時に牡蠣半ダースという頼み方もできる。みんなが気持ちよくテキパキと動き、ちょっとの親切をプラスしてお客に接している、人の優しさに触れることも旅ならではの素敵な思い出だ。
 知的冒険の旅も終わろうとしている。どこに旅のポイントを置くのか? 食事の趣味は? どんなことに興味を持つのか? など、旅をしてみると相手のことがいろいろと見えてくる。そう考えるのはフランス人だけではないだろう。パリまでの300キロの帰り道、恋人たちは何を思うのだろうか? その答えのカギを握るのはキャプチャーなのかもしれない。

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12. 街を夕暮れが包み込み、恋人たちの知的冒険の旅も終わりに近づく。

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掲載情報は2016年1月時点のものです。

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